風景画像

ガイド案内

債券、債権・・・違いが分かる男のゴールド・・・というCMコピーが昔ありました。運営者の年代がバレますが。
債権はいいですね。債権(「貸し」の権利がある方)・債務(「借り」の義務がある方)の債権です。

債券は、証書みたいなものですが、発行する側からすると借用書に当たるようなものです。債券を購入してもらって資金を調達する。逆に、購入者側は、預金や株式などと同様に投資対象とすることも、それを市場で転売することで換金することもできるものです。その借用書≒ここでの債券は、投資対象として求められるモノ(購入側のメリット)があります。まずは、そこから学習開始です。

購入した相手(発行先)がつぶれたら・・・返ってこない?

当然ですね。あなたも人にお金を貸す時には、相手を見て貸すと思います。実際、金融機関は相手・社長さんの人間性などを十分に考慮した上で与信判断(お金を貸すか・貸さないかの判断)をします。

債券の発行者が、国だったら・・・まず(つぶれることはないでしょうから)安心安全ですね。
極端な話、相手が住所不定・無職の人だったら・・・

ガイド案内

投資対象としての債券の特徴(メリット)は、3つあります。
①収益性、②安全性、③換金性(流動性ともいいます)

収益性 安全性 換金性(流動性)
投資した金額に対して
いくら儲かるか、ですね。
本当に返ってくるのだろうか、
相手がつぶれないか? です。
いつでもお金に換えられるか?
満期にならないと返ってこないのか?

ほんのわずかですが、銀行に預金しておくと利子がつきます。(今は微々たるものですが・・・)
昔は、年5%とか、6%といった時代がありました。
(逆に、企業など借りる側は10%以上といった金利で資金を調達していた時代が普通にありました)

債券は、割と長期のモノが多いですから、預金金利よりも高い水準にあったりします。

ガイド案内

銀行に預けておくよりは、(お利息的に)いいかな? という判断が働きます。

もし、(昔のように)預金金利がどんどん上昇したら・・・

預金金利がどんどん上がると、預金の方がお得じゃん!ということになったりします。
それで、債券は、金利上昇やインフレに弱い、ということがいわれているわけです。

このポイントは、大丈夫ですね。



いくら、儲かるからといっても・・・相手がつぶれて(夜逃げして)返ってこなかったら何にもなりません。
(時々、ニュースで儲け話に投資して相手が逮捕されたりして被害者の会などができたりする事件が起こったりしています。あれと一緒です)

ですから、その安全性というのは大事なポイントです。

安全性を担保する方法?

安全性について、政府保証という仕組みがあります。国が、元利金を保証してくれるものです。
安全性について3つの種類・担保してくれる仕組みがあることを頭に入れておきましょう。

政府保証 一般担保 物上担保
国のお墨付き 発行者の全財産から優先権付きでの弁済あり 債権者の不動産などの特定の財産が担保として付いている

国のお墨付きで、国が発行している債券と言えば・・・「国債」ですね。ピンポーン!です。

債券の種類

大きくは3種類です。現段階では何となくのイメージで構いません。

公共債 民間債 外債

何となく、・・・イメージできますね。

公共債には、国債とか地方債などがある。
民間債には、金融債と事業債があります。そして、外債は、日本のヤツじゃないんだ、的な感じでOKです。

詳しくは、次の機会で案内予定です。

まとめ

換金性・流動性については触れませんでしたが、換金する時は、その時の「時価」ということです。
普通の預金だと、たとえば、3年の定期預金(少し金利のいいヤツ)でも途中換金した場合には、金利が普通預金の金利になったりしますけど、確実に元本だけは(たとえば100万円の定期預金であれば、その100万円が)確実に返ってきます。

でも、債券の場合の途中換金での元本は、時価、です。計算なども今後、登場してきます。
今回は、軽いジャブ程度の内容です。

ただ、債券が金利上昇・インフレに弱い。逆に、金利低下・デフレに強い、ということだけは覚えておいてください。


スポンサードリンク