公式を覚えたりするのが苦手な方には大変かも知れませんが、可能な限り印象に残るようにしたつもりです。(テキスト含めて)
パターン化していますので、何回もこなしてみてください。馴染まないものは、繰り返し・繰り返し解いて記憶に定着化、です。
【練習問題】
※日経平均株価という数値があります。
平均株価の連続性を持たせるために、除数(計算式の分母)を求める式が出題されることもあります。機械的に頭の片隅に入れておいてください。
A社の株価500円、B社400円、C社300円の場合です。
・A社の株価500円、B社400円、C社300円の時、A社が1:2の株式分割をした場合に、平均株価に連続性を持たせるための除数は?という問題において、
A社の権利落後の株価=500円÷2=250円となるので、
(500円+400円+300円)/3=(250円+400円+300円)/Xとなり、
除数Xは、X=(250円+400円+300円)×3÷(500円+400円+300円)=2.375となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
また、東証株価指数(TOPIX)という指数があります。これは、昭和43年(1968年)1月4日(前回東京オリンピックの4年後です。正月明けの日ですね)の時価総額を100とした時に、今がいくらになっているか、ということを指数化したものです。
ぜひ、新聞やテレビニュース等で入ってくる情報に触れたら、思い出してみてください。
東証株価指数=(指数算出時点の)今の時価総額合計÷基準時価総額×100
・株価純資産倍率(PBR)は、1株当たりの純資産を、株価で除して求める。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・逆である。株価÷1株当たり純資産
・株価純資産倍率(PBR)は、株価を、1株当たりの純資産で除して求める。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価収益率(PER)は?の場合において
1株当たりの当期純利益は、120億円÷5億株=24円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価収益率(PER)は?の場合において
1株当たりの当期純利益は、120億円÷5億株=24円であり、
株価収益率は、800円÷24円=33.3倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価収益率(PER)は?の場合において
1株当たりの当期純利益は、120億円÷5億株=24円であり、
最終的な株価収益率は、24円÷800円×100=3.0%倍である。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・800円÷24円=33.3倍
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価キャッシュフロー倍率(PCFR)は?の場合において、
CF(キャッシュフロー)は、税引後当期純利益+減価償却費=120億円+80億円=200億円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価キャッシュフロー倍率(PCFR)は?の場合において、
CF(キャッシュフロー)は、税引後当期純利益+減価償却費=120億円+80億円=200億円であり、1株当たりのCFは、200億円÷5億株=40円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・資本金150億円、発行済株式数5億株、税引後当期純利益120億円、減価償却費80億円、株価800円の時、株価キャッシュフロー倍率(PCFR)は?の場合において、
CF(キャッシュフロー)は、税引後当期純利益+減価償却費=120億円+80億円=200億円であり、1株当たりのCFは、200億円÷5億株=40円となり、
最終的なPCFRは、800円÷40円=20倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・純資産が380億円、発行済株式総数5億株、株価800円の時、株価純資産倍率(PBR)は?の場合において、1株当たり純資産は、380億円÷5億株=76円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・純資産が380億円、発行済株式総数5億株、株価800円の時、株価純資産倍率(PBR)は?の場合において、1株当たり純資産は、380億円÷5億株=76円となり、
株価純資産倍率(PBR)は、800円÷76円=10.5倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産500億円、総負債120億円、発行済株式総数5億株、株価800円の時、株価純資産倍率(PBR)は?の場合において、
純資産は、500億円-120億円=380億円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産500億円、総負債120億円、発行済株式総数5億株、株価800円の時、株価純資産倍率(PBR)は?の場合において、
純資産は、500億円-120億円=380億円となり、1株当たり純資産は、380億円÷5億株=76円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産500億円、総負債120億円、発行済株式総数5億株、株価800円の時、株価純資産倍率(PBR)は?の場合において、
純資産は、500億円-120億円=380億円、さらに1株当たり純資産は、380億円÷5億株=76円となり、
最終的な株価純資産倍率(PBR)は、800円÷76円=10.5倍となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・期首の自己資本が860百万円、期末の自己資本が880百万円、当期純利益が180百万円の時の、ROE(自己資本利益率)は?という問題の場合、
期首・期末の平均の自己資本は、(860百万円+880百万円)÷2=870百万円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・期首の自己資本が860百万円、期末の自己資本が880百万円、当期純利益が180百万円の時の、ROE(自己資本利益率)は?という問題の場合、
期首・期末の平均の自己資本は、(860+880)÷2=870百万円となり、最終的なROEは、180百万円÷870百万円×100=20.6%である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産(総資本)580億円、当期純利益45億円の時、総資産利益率(ROA)は、
580億円÷45億円=12.8である。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・45億円÷580億円×100=7.7%
・総資産(総資本)580億円、当期純利益45億円の時、総資産利益率(ROA)は、
45億円÷580億円×100=7.7%である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・400円で2,000株、410円で4,000株、420円で5,000株、430円で8,000株の約定があった場合のVWAPは、
(400円×2,000株+410円×4,000株+420円×5,000株+430円×8,000株)÷(2,000株+4,000株+5,000株+8,000株)=420円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・EVが9,400億円、EBITDAが2,200億円の時のEV/EBITDA倍率は、
9,400億円÷2,200億円=4.2倍となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・時価総額7,000億円、有利子負債3,000億円、保有現預金(短期有価証券含む)600億円の時、EVは、7,000億円-3,000億円+600億円=4,600億円である。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・7,000億円+3,000億円-600億円である
・時価総額7,000億円、有利子負債3,000億円、保有現預金(短期有価証券含む)600億円、EBITDA2,200億円の時、EV/EBITDA倍率は、(7,000億円+3,000億円-600億円=9,400億円)/2,200億円=4.2倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・EV/EBITDA倍率が高ければ、株価が割高、低ければ、株価が割安、ということになる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・EBITDAは、国際的な収益力の比較をするための利益指標であり、税引前当期純利益+支払利息+減価償却費で算出される。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・償却前利益600億円、支払利息100億円、減価償却費1,500億円の時、EBITDAは、
600億円+100億円+1,500億円=2,200億円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・A株3,000株を350円で売却し、手数料が5,000円、消費税8%の時、入ってくるお金は、
3,000株×350円-5,000円×1.08=1,044,600円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・B株5,000株を280円で購入した時の手数料が10,000円だった場合、消費税8%の時、支払う金額は合計で、280円×5,000株-10,000円×1.08=1,389,200円である。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・10,000円×1,08=10,800円は支払う手数料として株式の購入代金に加算される
・B株5,000株を280円で購入した時の手数料が10,000円だった場合、消費税8%の時、支払う金額は合計で、280円×5,000株+10,000円×1.08=1,410,800円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・A株3,000株を350円で売却した時の手数料が5,000円、
B株5,000株を280円で購入した時の手数料が10,000円だった場合、消費税8%の時、
最終的な差引き支払い金額は、350円×3,000株-5,000円×1.08=1,044,600円と280円×5,000株+10,000円×1.08=1,410,800円との差額であることから、1,410,800-1,044,600円=366,200円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・約定代金が500万円以下の手数料が、約定代金×0.8%+2,000円、500万円超の時、約定代金×0.6%+10,000円という手数料の場合において、2,000株を2,500円で、3,000株を2,550円で買い注文した場合の支払い金額は、
2,000株×2,500円=5,000,000円と3,000株×2,550=7,650,000円の合計が12,650,000円(500万円超)となることから、12,650,000円×0.6%+10,000円=85,900円に消費税を加算して、85,900円×1.08=92,772円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・2,000円の株式が、1:2の分割比率で分割されると、権利落相場は、2,000円÷2=1,000円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・時価900円の株式について、1:1.5の株式分割が行われた時の予想権利落相場は、900円×1.5=1,350円となる。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・900円÷1.5=600円
・時価900円の株式について、1:1.5の株式分割が行われた時の予想権利落相場は、900円÷1.5=600円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・1:1.5の権利分割を行った権利落後の相場が、2,400円でした。この時の権利付相場は、2.400円÷1.5=1,600円である。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・2,400円×1.5=3,600円
・1:1.5の権利分割を行った権利落後の相場が、2,400円でした。この時の権利付相場は、2.400円×1.5=3,600円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・1:1.5の株式分割を行う権利付相場が1,800円。権利落語後の株が1,400円になった時、権利付相場の1,800円に対していくら値上がりしたことになるか、という問題の場合
1,400円-1,800円÷1.5=1,400円-1,200円=200円である。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・権利付を比較するので、権利付相場=権利落×分割比率=1,400円×1.5=2,100円・・・これを1,800円と比較する・・・300円の値上がり
・1:1.5の株式分割を行う権利付相場が1,800円。権利落語後の株が1,400円になった時、権利付相場の1,800円に対していくら値上がりしたことになるか、という問題の場合
1,400円×1.5=2,100円、2,100円-1,800円=300円の値上がりとなる。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産100億円、総負債60億円、当期純利益5億円、発行済株式総数5,000万株、株価700円で、(自己資本=純資産、株式総数・貸借対照表上の数値は、期首・期末で変化していないものとする)PER(株価収益率)とROE(自己資本収益率)は?という問題の時、
PERは、株価÷1株当たり当期純利益=700円÷当期純利益5億円/発行済株式総数5,000万株=700円÷10円=70倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
・総資産100億円、総負債60億円、当期純利益5億円、発行済株式総数5,000万株、株価700円で、(自己資本=純資産、株式総数・貸借対照表上の数値は、期首・期末で変化していないものとする)PER(株価収益率)とROE(自己資本収益率)は?という問題の時、
ROEは、当期純利益÷自己資本(期首・期末平均)×100=5億円÷(総資産100億円-総負債60億円)×100=5億円÷40億円×100=12.5%倍である。・・・○か×か?・・・○・・・正解
スキマ時間に練習問題にチャレンジしながら学習できる、○×クイズ形式のスタイルも用意しました。
10問単位です。自分なりに合格点をとれた、と自覚できたら次の10問に進んでください。
ぜひ、無声音で(頭の中だけで声を出して・しかも早口で)読んでみてください。スマホなどのボイスメモやICレコーダーなどに録音して聞き流すことで記憶に定着させる、ということもできます。どうぞ工夫してみられることをお薦めいたします。
録音する場合には
・早口で録音すると聴き返す時の集中力がアップします。
・「○○~とされている。○(マル)とか×(バツ)」という具合に解答まで録音する。
・また、×(バツ)の時は、間違った点や正解まで録音しておくとベターです。