まずは金融商品取引法の目的と金融商品取引業者との関わり・分類について理解しましょう。
証券外務員試験においては、計算問題などが出題される範囲ではありません。また、結構なボリュームにもなる範囲です。
得点源にしたいですね。
金融商品取引法の目的・・・資するとは?
まずはこちらの練習問題にチャレンジして(無声音で頭の中だけで声を出して読んで)みてください。
金融商品取引法の趣旨・目的からの出題文です。いかがですか? 馴染めそうですか?
金融商品取引業を行う者=金融商品取引業者・・・銀行にお勤めの方なら自分の銀行を、証券会社にお勤めの方なら所属する証券会社をイメージしてください。
では、金融商品取引法の目的そのものに触れてみたいと思います。後半部分を頭に入れてください。
- 企業内容等の開示の制度を整備するとともに、
- 金融商品取引業を行う者に関し必要な事項を定め、
- 金融商品取引所の適切な運営を確保すること等により、
- 有価証券の発行及び金融商品等の取引等を公正にし、
- 有価証券の流通を円滑にするほか、
- 資本市場の機能の十全な発揮による金融商品等の公正な価格形成等を図り、
- もって、国民経済の健全な発展及び投資者の保護に資することを
目的とする。
試しに次のような試験問題が出題されたら・・・
・金融商品取引法は、有価証券の発行及び金融商品等の取引等を公正にし、有価証券の流通を円滑にするほか・・・・・
・・・○か×か?・・・○・・・正解
この部分をどうやって頭に入れ込むか、です。(繰り返し・繰り返しの反復で記憶に定着させる手もありますが、我輩はだいぶ脳の機能が衰えてきていたので、イメージ+ゴロ合わせ的なコトで記憶することにしました)
上記の出題例を参考に、本サイトのテーマでもあります「合言葉」を練習してみましょう。
もろちん、自分なりの記憶法や暗記のノウハウがある方は、自分流でどうぞ進めてください。
※有価証券は、発行と流通。取引公正は、金融商品。・・・
合言葉 ダルビッシュ有、先発も雨で登板スライド流れ。金商は、公正取引でいいんかい
※覚え方としては ⇒ ダルビッシュ有、先発も雨で登板スライド(流れ)
金融商品(金商)は、公正取引で(いいんかい?)・・・公正取引委員会をイメージできた人は凄いです。
・金融商品取引法は、資本市場の機能の十全な発揮による金融商品等の公正な価格形成等を図り、もって国民経済の健全な発展及び投資者の保護に資することを目的とする。・・・○か×か?・・・○・・・正解
投資者保護、投資家保護、消費者保護・・・国民を守るということが最後(法律の目的の最後)には入る!と覚えておきましょう。
※山と言えば、川。同じようなリズムで合言葉は、金融商品ときたら・・公正。「資する」の前は投資者保護。
さあ、ここまでバッチリですね。反復×繰り返しで過去問(練習問題)をインプットする時に、合言葉も一緒に唱えておきましょう。しかも、早口です。スマホやICレコーダーなどで聴く時も早口で・・・集中力が増しますよ。
まとめです。
まとめ
⇒ 練習問題
もう一度、テキスト本文中の問題と練習問題ページの出題パターンを復習しておいてください。赤字の部分に注意です。
違いに気づいてください。違いの分かる男のゴールド・・・(古いCMのギャグですいません)
この部分からだと、次のような感じでの出題になるかと思います。金融商品取引法の第1条です。
・金融商品取引法は、金融商品取引業を行う者に関し・・・
・有価証券の発行及び金融商品等の取引等を公正にし・・・
・有価証券の流通を円滑にするほか・・・
・金融商品等の公正な価格形成を図り・・・
・国民経済の健全な発展及び投資者の保護に資する・・・
ひっかけが出るとしたら、ピンときますね。
あとは練習問題で繰り返し・繰り返し・反復・反復です。⇒ 練習問題
合言葉は
ダルビッシュ有は、(先)発と流通(流れ)
金融商品は、公正でいいんかい(委員会)? 資するの前は投資者保護