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市販されている外務員試験のテキストでまず最初に登場するのが、「証券市場の基礎知識」です。
今日から予想問題を独断と偏見で作成していきたいと思いますが、まずは元々の、それこそ本家本元のテキストである日本証券業協会から出版されている外務員必携の第1章 証券市場の基礎知識の目次をみていきます。



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外務員必携・第1章 証券市場の基礎知識の目次

1 金融システムと証券市場
 1-1 金融市場と証券市場
 1-2 金融の二つのチャネル
 1-3 銀行と証券
2 証券と証券市場の仕組み
 2-1 証券とは
 2-2 発行市場と流通市場
 2-3 取引所取引と店頭取引
 2-4 金融商品取引業
 2-5 投資者保護と預金者保護
 2-6 自主規制機関
 2-7 主要証券関係機関
3 我が国証券市場の歩み
 3-1 戦前の証券市場
 3-2 戦後証券市場の発展
 3-3 戦後金融システムと日本版ビッグ・バン
 3-4 金融商品取引法の成立
4 証券市場を巡る環境変化
 4-1 金融商品取引所の現状
 4-2 証券会社を取り巻く競争環境の変化
5 我が国証券市場の課題
 5-1 資本市場のグローバル化と我が国証券市場
 5-2 我が国証券業課題

【出典:外務員必携1 第1章 証券市場の基礎知識(日本証券業協会)】

ざっとながめただけでも何となくの重要なポイントが、特に語句の意味として理解しておきたい「キーワード」がいくつか見受けられます。

金融機関にすでに勤めていたり、学生時代の勉強科目としてこの世界のことを学習していれば別ですが、普通の人にはなかなか馴染みのない言葉、聞き慣れない世界の話です。

ただ、ここでは何となくで構いません。
いろんなキーワード・語句があるなぁ、と思うだけで(スタートは)OKです。
安心してください。

いずれは覚えておきたいキーワード

ここで大切なのは
・金融市場と証券市場・・・発行市場と流通市場
・直接金融、間接金融
・取引所取引、店頭取引
・投資者保護、預金者保護
・金融商品取引業
・自主規制機関
といったところです。

金融ビッグ・バンについて

正直、歳取ったオジサンの思い出話です。
私は、元銀行員です。約31年間勤務しました。

それこそ規制緩和、ビッグ・バンというものをモロに経験してきました。

少し話が外れますが、昔はガソリンスタンドもセルフという概念はありませんでした。
必ずスタンドの店員さんがいて、ガソリンを入れてくれるのが当たり前でした。
もちろん、法律でそう決まっていたのです。

ところがその時すでに外国では(特に日本がお手本にする、影響を受けるアメリカでは)、セルフのガソリンスタンドが当たり前だったのです。

やがて日本も法律の改正により(規制緩和が進んで)、セルフのガソリンスタンドが登場することになりました。
今ではセルフが当たり前のようになっているかと思います。

同じように、金融界でも銀行・証券会社・保険会社の境目=垣根がキッチリと決まっていたのです。
いわゆる「規制」がかかっていたのです。

それが・・・ビッグ・バンという出来事によりその垣根がだんだんと低くなっていきます。
規制緩和です。

GSで規制緩和が進んだのと同じようにやがて、銀行で「国債」を売るように=取り扱うようになります。
証券会社との境目が低くなります。

今では、それこそ銀行が金融商品として投資信託などの商品も扱うようになっています。
逆に証券会社も銀行の普通預金や定期預金に似た商品を誕生させて取り扱っています。

また、銀行では保険を(商品として)売るようにもなりました。
保険会社との垣根が低くなったのです。

私が昔、銀行に入った頃に比べると隔世の感があります。
ある意味、すごい時代になったのですね。

逆に、そんなたくさんの金融商品を覚えないといけない、セールスしないといけない今の金融機関の人たちは大変です。謹んで、心より、大変さに敬意を表します。

どうぞ外務員試験、頑張ってください。




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