特別会員
特別外務員試験は、特別会員である銀行等の従業員でないと受験できないことになっています。
特別会員とは、外務員のように個人一人一人という概念ではなく、銀行として特別会員だ、ということです。
(日本証券業協会に対して、特別会員として登録している、ということです)
一言でいうと、正会員(一種・二種)と比べて、遂行できる業務の範囲に制限がある職務のことです。特別会員である銀行等の従業員でないと受験できません。
特別会員と正会員との比較
一種外務員、二種外務員、特別会員一種、特別会員二種を比較したものが下の表です。大雑把な区分ですがイメージで捉えてください。
種別 | 業務範囲 |
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一種外務員資格 | 【金融商品取引業者で取得できる】+【一般の人も取得可】 株式はじめ幅広い有価証券・取引の業務を取り扱うことができる。 |
二種外務員資格 | 【金融商品取引業者で取得できる】+【一般の人も取得可】 選択権付債券売買取引・信用取引を除く有価証券・取引等の業務 |
特別会員一種外務員資格 | 【登録金融機関(銀行など)で取得できる】 国債・投資信託などの限られた有価証券を取り扱うことができる。 ※ 選択権付債券売買取引に係る業務を含む |
特別会員二種外務員資格 | 【金融商品取引業者(銀行など)で取得できる】 国債・投資信託などの限られた有価証券を取り扱うことができる。 ※ 選択権付債券売買取引に係る業務を除く |
ただ、最近では銀行等でも取り扱える業務の拡大に伴い、特別会員一種・二種から、一種外務員・二種外務員の資格取得を求めるという流れになっているようです。
(内定して)これから銀行などに就職する方、主婦の方、派遣・パートさんとして金融機関での業務に興味のある方などは、特別会員ではなくて、一般の方も受験可能な外務員資格試験を目指されるのをお薦めいたします。