経済・金融・財政の常識 外務員試験合格講座
「経済・金融・財政の常識」は景気や金利や為替の話など専門用語が馴染みのない方には大変かも知れませんが、合言葉で覚えられるものもありますのでぜひ前向きにチャレンジしてください。
外務員の試験をまったくの畑違いの世界から受験する時はハードルが高いかも知れませんが、どうしても求められる範囲の知識です。外務員試験合格のために苦手意識を克服してください。
まずは外務員として知っておきたい経済についての学習です。実際の営業活動や勧誘などを行う時には、相手は一般の素人さんという場合が多いものです。経済についての知識は圧倒的に金融機関の人間が知っていて当たり前、という世界です。
勧誘する時に斡旋したり推奨したりすることはできませんが、世間話的に経済の話が出ることは日常的には十分に考えられます。基礎的なところ(金融機関関係の人間として常識的なところ)を理解して会話する能力は、外務員としては必須です。
GDP、景気動向指数といった概念を勉強します。聞いたことがないかも知れませんが、日銀短観などもテレビニュース等で流れることがあります。ぜひ(時には)興味を持って聞いて見たりしてください。
景気動向を把握する指数として先行指数、一致指数、遅行指数などがあります。ピンとこないかも知れませんが、合言葉で覚えておくのも一つの手です。
あと、有効求人倍率、完全失業率、可処分所得、消費性向、国際収支、経常収支なども学習します。
金融については、なかなか馴染みのない世界の話ですが、コール、CD、CPといった単語・概念、マネーストックなど覚えるようにしてください。
また、金融政策として公開市場操作(オペレーション)、預金準備率操作、金利と物価の関係などを理解します。売りオペ・買オペもセットで覚えてください。
財政については、予算成立の要件(衆議院通過)や国民負担率などを頭に入れておいてください。
経済などの話が苦手な人にとっては難しいかも知れませんが、景気と金利の動向など、為替との関係も含めてぜひとも理解してください。
景気が良くなれば、物価がどうなる。すると金利はどうなる、債券相場はどうなる、そして債券利回りがどうなる、という関連を把握してください。
同じように円高・円安の場合にはどうなる?ということも合わせて理解することが必要です。
サブノートの中では、いろいろな要因の連関・つながりと合言葉での(強引ではありますが)覚え方もご案内しています。ぜひ、トライしてみてください。
外務員試験合格の第一歩、外務員としてのスキルアップのスタートだと思って取り組まれることをお薦めしておきたいと思います。